庭でカブトムシ発見!子どもと楽しむ飼い方と飼育セットの作り方

夏の昼下がりに、子どもたちと庭で遊んでいると、以前クワガタムシを見つけたの木の根元で、今度はカブトムシを見つけました。クワガタよりも大きな体と迫力に、子どもたちは大興奮。

今回は「庭で見つけたカブトムシを、家で楽しく飼う方法」についてまとめてみます。以前の記事「クワガタを見つけたらどうする?」のカブトムシ版として、飼育のコツや必要な道具などをご紹介します。

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カブトムシを見つけたら、まずどうする?捕まえ方のコツ

カブトムシは夜行性で、夜〜早朝に活動します。特に甘い匂いに引き寄せられるため、庭木に樹液や果物を仕掛けておくと見つけやすくなります。我が家の場合は、樹液がよく出て虫に人気の通称「クワガタの木」があり、今回のカブトムシもその木の近くで見つけました。

カブトムシはクワガタより力が強い
クワガタよりも厚みがあり力も強い

見つけたら、無理に引っ張らず、そっと手で包み込むようにして捕まえるのがコツです。私は畑で使っている支柱にそっと掴まらせてから捕まえました。クワガタよりも力は強いですが、昼はあまり飛ばないので、焦らずゆっくり確実に捕まえましょう。

飼育に必要な道具は?100円ショップでほぼ揃う

100円ショップで揃えたカブトムシ飼育セット
すべて100円ショップで揃う

我が家では、次のセットを準備しました。すべて100円ショップで揃うものばかりです。

  • 昆虫飼育用ケース(中サイズ)
  • 昆虫マット(土)
  • 昆虫ゼリー
  • エサ皿
  • 給水ジェル

カブトムシは湿度管理が重要なので、乾燥を防ぐためのマットや保水アイテムは忘れずに。

飼育ケースのセッティング方法(ステップ解説)

設置についてはクワガタムシとほぼ同じです。以下の記事で写真付きで解説していますので、こちらもぜひご覧ください。

ステップ1:マットを湿らせる

昆虫マットを軽く湿らせて、ケースに厚さ5cmほど敷き詰めます。水をかけすぎるとカビの原因になるので注意。

ステップ2:止まり木を設置

カブトムシはひっくり返ると自力で起き上がれないことがあるため、木の枝や樹皮を数本入れておくと安心です。

ステップ3:給水ジェルを入れる

乾燥防止のために、給水ジェルをケースの隅に設置します。

ステップ4:ゼリーとエサ皿をセット

昆虫ゼリーはエサ皿に入れて置くだけ。毎日チェックして、傷んでいたら交換します。

カブトムシの引っ越しと飼育のコツ

ひとまず手近なケースに確保したカブトムシ
ひとまず手近なケースに確保

セッティングが終わったら、いよいよカブトムシをケースに移します。ストレスを与えないように、そっと放してあげましょう。

置き場所は、直射日光を避けた涼しい場所が理想。日中はなるべく暗く静かなところに置いてあげると、カブトムシの負担が少なくなります。

我が家はクワガタムシと同じく玄関に設置しました。

毎日の世話と注意点

カブトムシの飼育ケース
無事に設置完了
  • エサの交換:昆虫ゼリーは傷みやすいので、毎日チェック。
  • 湿度管理:マットが乾いてきたら霧吹きで軽く水を加えます。
  • 観察ポイント:夜になると活発に動くので、子どもたちは懐中電灯を持ってワクワク観察しています。

ゼリーだけでは飽きるかもしれないと思って、バナナをあげてみたところ、とてもおいしかったようで、ずっと抱えて離しませんでした。しばらくするとなくなっていたのであっという間に食べてしまったようです。

この時期は腐りやすいのであまり頻繁にはあげられませんが、ときどきあげようとおもいます。

脱走に注意!カブトムシは本当に力持ち

一点注意点も。我が家では、ある夜ケースを見てびっくり。カブトムシがいない…!

なんと、止まり木を伝ってフタの隙間まで登り、ツノでフタをこじ開けて脱走していたのです。運良くすぐ近くで帽子に掴まっているところを見つけましたが、完全に油断していました。想像より力が強いので、お気をつけください。

名前をつけると、もっと楽しい!

今回見つけたのは立派なオス。子どもたちは「石川丸カブト一世」と名付けて、大切にお世話しています。なぜその名前なのかはまったく意味がわかりません(笑)それでも、名前がつくとより愛着がわき、世話も自然と続きます。

おわりに:田舎の庭でできる、最高の自然体験

家の庭でカブトムシを見つけて、子どもと一緒に飼育できる体験は、田舎暮らしならではの贅沢。

市販の昆虫図鑑だけでは伝わらない、命の重さや季節の巡りを実感できる貴重な時間です。毎日の小さな観察が、子どもの心に残る夏の記憶になるはずです。元気に育ちますように!

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