田舎で暮らしていると、自然がすぐそこにあります。森や山が身近にある生活は心地よい反面、ときにはその自然が生活の妨げになることも。
例えば山で倒木を見つけた時、「これってどこに連絡すればいいの?」田舎に暮らして8年、実際に倒木を発見し対応した体験から、通報の流れと注意点をまとめました。
家の近くの山道で倒木を発見
ある日、我が家に続く山道で、電線にかかる倒木を見つけました。この道は我が家にアクセスする最後のルート。もしこの倒木が完全に電線を切ってしまったら、通行どころかライフラインまで影響が出るかもしれません。

まずはNTTに連絡してみた
数年前、庭木が電線にかかったことがあり、そのときに「電線にはNTTと電力会社、それぞれの管轄がある」と知っていた私は、ひとまずNTTに電話しました。
状況を説明すると、「たぶんその場所は電力会社の管轄ですね」とのことで、次は電力会社に連絡するよう案内されました。このとき、「電柱に書かれている電柱番号を一緒に伝えてくれると、場所の特定がスムーズになります」と教えてもらいました。
電力会社に連絡すると、翌日すぐに対応

電力会社に電話をすると、なんと翌日には現場を確認しに来てくれるとのこと。
「場所がわからないと困るので、立ち会ってもらえると助かります」と言われ、当日私は現場で待ちました。
実際に確認してもらったところ、倒木はたしかに電線にかかっているものの、今すぐに電線が切れるような危険性はないとのこと。電線自体はある程度の重さにも耐える構造になっているそうです。
その日は「緊急性は低いため、順番に対応していきます」とのことで、倒木に赤いテープを貼って帰っていかれました。
倒木は非常に多い時期とのこと
作業員の方によれば、山林のある地域では、雨が多いこの時期は特に倒木の通報が多いそうです。危険性の高いものから優先的に対応しており、我が家のケースは比較的緊急性が低いとのこと。
ただし、
- 倒木が道路の通行を妨げるようになった
- 電線が絡まったり、別の木に接触し始めた
- 倒木が高圧電線にかかっている
といった場合には、すぐに連絡してくださいということでした。
「今後も倒木を見つけたら連絡してほしい」とのこと
私は「今後も同じように倒木を見つけたら、また連絡してもいいですか?」と聞いたところ、「はい、ぜひお願いします」との返答でした。
田舎ではこうした自然との関わりが日常にありますが、それを支えてくれているインフラ関係者の方々の存在はとても大きい。電気や通信が当たり前に使えるのも、見えないところで支えてくれている人たちのおかげだと、あらためて実感しました。いつもありがとうございます。
まとめ
田舎で倒木を見つけたら、まずは慌てず状況を確認し、電線に関わる場合はNTTか電力会社に連絡を。どちらの管轄か分からなくても、まずは電話をすれば案内してくれます。また、通報の際には「電柱番号」をあわせて伝えると、スムーズに場所を特定してもらえます。
自然の中で暮らすということは、時にその自然がリスクにもなりうるということ。でも、その都度学びながら、少しずつ対応力がついていくのも、田舎暮らしの醍醐味のひとつかもしれません。