今年のゴールデンウィーク、我が家に遊びに来た姪っ子と、娘・息子が一緒にナスの苗を植えました。小さな手で土をかけ、水をあげていたその光景は、なんとも微笑ましく、子どもたちにとっては、従兄弟とのかけがえのない思い出になったようです。
そのナスの苗が、なかなか大きくならず心配していましたが、6月に入ってようやく花をつけはじめ、「これはいけるかも」と期待をかけていました。
一番花は株の成長を左右する大事な存在
家庭菜園では、ナスの「一番花」がとても大切だとされています。しっかり実にすることで「なりグセ」がつき、その後の実つきが良くなるというものです。実際に我が家でも、過去にこの方法でよく育った経験があります。
今年もそのつもりで、開花した一番花が実になるのを、子どもたちと一緒に楽しみにしていました。

そんな中で、畑に起きた異変
そんな中、今日のお昼過ぎにいつものように畑の様子を見に行くと――
咲いていたはずの花が、跡形もなく消えていました。今朝までは確かに咲いていたのに…。
よく見ると、株元にはカリカリに乾いた紫の花びらが落ちているだけ。風で落ちた様子ではなく、明らかに外的要因。調べたところ、鳥がナスの花を食べることがあるとの情報に行きつきました。
確かにヒヨドリが庭の植木の花を食べるのを何度か見たことがあり、実際その日も畑の周りでよくヒヨドリを見かけました。


まさか、次の敵は鳥だったとは……。
鳥害対策を始めることに
ここまで「シカ→猿→虫」と、次々と対策を講じてきた我が家の家庭菜園。



今度は鳥害にも備える必要が出てきました。
家庭菜園でできる鳥害対策
- 防鳥ネットの設置:支柱を立てて苗全体をカバー
- CD・アルミホイルなどの反射物:視覚的に鳥を避ける効果
- 音や動きで威嚇:風車・カラス型模型など
今回は、支柱を使って簡易的にネットを張る方法から取り組んでみようと思っています。できるだけコストをかけず、けれど効果は期待できる形で、試行錯誤が続きます。
野菜づくりはやっぱり試練の連続
鳥にまで狙われて、正直なところ心が折れそうになる瞬間もあります。
「ここまでやって本当に元が取れるの?」という声も聞こえてきそうですが、そんな損得勘定だけでは測れないものが、家庭菜園にはあります。むしろ損得で言えば、今のところ大損です…涙
しかし今回は、なんといっても子どもたちが自分の手で植えたナス。あの花がまた咲いて、実がなったらどれだけ喜ぶかと思うと、やっぱり諦めきれません。
小さな畑ではありますが、毎日が発見と工夫の連続。次はどんな方法で、鳥からナスを守るか。地道に、でも前向きに続けていきたいと思います。
追伸:無事ににまた花がつきました!
数日後、またきれいな花をつけてくれました。この花はしっかり守っていこうと思います。防鳥ネットの取り付けについてはまた改めて!
